こんにちは〜muku(@muku.aroma.yoga)です。
今朝、サーファーに納豆アレルギーの人が多いというニュースが目に飛び込んで来ました!なんとも、興味のそそられるタイトル!
*納豆アレルギーの仕組み
どうやら、クラゲに刺されると納豆が食べられなくなる可能性があるということだそうです。
なぜかというと、クラゲのトゲの中にあるポリガンマグルタミン酸(PGA)という成分が納豆のあのネバネバに含まれているからです。なので、一度クラゲに刺されると、このPGAを体が異物だと認識して、アレルギー症状が現れる可能性があります。
しかも厄介なのが、半日後にアレルギー症状が現れるということ。納豆を食べてすぐにアレルギー症状が出れば、納豆が原因だということがわかりやすくなりますが、半日後となると、納豆ということ特定するのが難しくなるかと思います。だってまずはアレルギーが現れた直前の食べ物や使用したものを疑いますもんね。
ちなみに、PGAは納豆だけでなく、医薬品でも使われているそうです。食品や化粧品など色々な分野で使われているので、原因不明のアレルギーがあり、クラゲに刺されたことのある人は、一度PGAアレルギーの可能性を疑ってみるのも良いかもしれません。原因がわからないと対処もできませんからね。
*その他のアレルギー
クラゲのトゲと納豆以外にも、アレルギーを引き起こす可能性のあるものがあります。
マダニと牛肉。これは、マダニの中にあるα-Gal(アルファ・ガル)という物質が、牛肉にも含まれているから。マダニに刺されたことがある場合は、牛肉アレルギーになる可能性があります。
さらに、猫アレルギーの人は、症状が進むとポーク・キャット症候群になる可能性があります。これは、たんぱく質の成分が豚肉などの四つ足の動物と似ていているので、これらのお肉を食べてもアレルギー症状が現れるというもの。
さらにさらに!犬アレルギーでアトピー性皮膚炎のある女性は、将来不妊になる可能性があるというものも!これは、犬のフケのタンパク質と、人間の精子のタンパク質が似ているからだそうです。精子でアナフィラキシーショックを起こしてしまった例もあるそうです。
*花粉症にも交差抗原性
このように、一つアレルギーがあり、それに似ている他の食品や成分にもアレルギー反応を起こしてしまうことを、交差抗原性と言います。
花粉症にも、この交差抗原性があります。
カバノキ科(シラカンバ)の花粉症だった場合は、バラ科・マメ科・セリ科・などにも反応してしまうことがあります。りんご・桃・大豆・ピーナッツ・セロリなどなど。
ヒノキ科(スギ)の花粉症の場合は、ナス科のトマトに反応してします。
他にも、イネ科の場合は、ウリ科(メロンやスイカ)・マタタビ科(キウイフルーツ)など。
キク科(ヨモギ)の場合は、セリ科(セロリ、にんじん)・ウルシ科(マンゴー)など。
キク科(ブタクサ)の場合は、ウリ科(メロン、スイカ、きゅうり)・バショウ科(バナナ)などなど。
本当にたくさんの交差抗原性があります。
日本人に多いスギ花粉症はトマトくらいというのが唯一の救いです。
*おわりに
アレルギーって大きな病気で、手術すれば治るというようなものではないです。かゆみや鼻水など、地味に辛い状況がずーっと続きます。不快な状態がずっと続くなんて相当ストレスに感じると思います。
私も、スギ花粉症です。「でした」が正しいかも?
以前は、花粉の時期は鼻水だらだらで、目も痒く、耳の中まで痒かったです。それが、今では、花粉のとび始めに少し反応するくらいで、その後は、全く反応しなくなりした。
今は、楽になりましたが、昔、ひどい状況を体験しているので、アレルギーの辛さは痛いほど知っています。
アレルギーの原因を突き止められるだけで、対処できることもあるので、もしアレルギーがある方は、アレルギー検査をして、交差抗原性に当たるものを一度調べてみるのも良いかもしれません。